「ウクライナ戦争が続けば」タッカー・カールソンの警告

Tucker's warning if Ukraine war continues

BitChute XANDREWX 2023年02月26日より。

ハイライト:

  • 新自由主義の指導者は「失敗とは自分たちの才能がさらに必要とされる証拠だ」と考える

  • 信用を失えば失うほど、彼らはより自信を持つようになる

  • 傲慢とは、自分を神のように勘違いしてしまう妄想のこと。精神疾患の一種である

  • 傲慢はポリオや天然痘よりも多くの死をもたらす

Tucker’s warning if Ukraine war continues

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* * * Start * * *


00:00 Good evening, and welcome to Tucker Carlson Tonight. こんばんは、タッカー・カールソン・トゥナイトへようこそ。
00:02 The war in Ukraine began a year ago today, on February 24, 2022, when the Russian military rolled across the eastern border of that country. ウクライナでの戦争は1年前の今日2022年2月24日に、ロシア軍が賽を投げ同国の東の国境を越えたことから始まりました。
00:11 But in many ways, the Russian invasion of Ukraine was the endpoint of a much longer story. しかし、多くの点で、ロシアのウクライナ侵攻は、もっと長い物語の終着点だったのです。
00:17 The propaganda campaign designed to convince Americans to take sides in this conflict, a conflict that has nothing, strictly speaking, to do with them or with America. アメリカ人に味方をするよう仕向けられたプロパガンダ・キャンペーン。無関係の紛争、厳密に言えばアメリカ人とアメリカには何の関係もない紛争なのです。
00:26 That effort began many years earlier. その努力は何年も前に始まりました。
00:29 We'd peg it to July 22, 2016. 2016年7月22日に始まりました。
00:32 That's the day that WikiLeaks published thousands of emails from the servers of the Democratic National Committee in Washington. ウィキ・リークスがワシントンの民主党全国委員会のサーバーから数千の電子メールを公開した日のことです。
00:39 Those emails proved that party officials had rigged the Democratic process, the primary process; これらの電子メールは、党の幹部が民主党のプロセス、つまり予備選のプロセスを不正に操作していたことを証明するもので、
00:44 in favor of Hillary Clinton and against the insurgent populist candidate that year, bernie Sanders of Vermont. その年ヒラリー・クリントンを支持し、バーモント州のポピュリスト候補、バーニー・サンダースに対抗したことを証明しています。
00:51 Within days, the chair of the DNC, Debbie Wasserman Schultz, resigned in disgrace. 数日のうちに、DNCの議長であるデビー・ワサマン・シュルツが不名誉なことに辞任しました。
00:56 The WikiLeaks scandal broke on the same day that Hillary Clinton chose her running mate, Senator Tim Cain, and it overshadowed the nominating convention that followed. ウィキ・リークスのスキャンダルは、ヒラリー・クリントンがティム・ケイン上院議員を候補者に選んだその日に発覚し、その後の指名大会に大きな影を落としました。
01:04 But more significantly, the WikiLeaks scandal threatened to split the Democratic Party into pieces. しかし、より重大なのは、ウィキ・リークスのスキャンダルが民主党をバラバラにする恐れがあったことです。
01:10 More than 13 million Bernie Sanders voters, many of the young people learned that the process they had always believed in was, in fact, a sham. They had been cheated. 1300万人以上のバーニー・サンダース有権者のうち、多くの若者は、自分たちがずっと信じてきたプロセスが実は偽物だったことを知りました。彼らは騙されていたのです。
01:20 Democratic leaders had to act quickly in the face of this, to deflect blame from themselves onto someone else. 民主党の指導者たちはこの事態に直面し、自分らから他の誰かに責任を転嫁するために、迅速に行動しなければなりませんでした。
01:26 The DNC's servers, they claimed, had been hacked by the Russian military. そして、DNCのサーバーは、ロシア軍にハッキングされたと主張しました。
01:30 The goal was to hurt Hillary Clinton, whom the Russians feared, for her strength and wisdom, and to help Donald Trump, whom they controlled. 「目的は、ロシアが強さと知恵で恐れるヒラリー・クリントンを傷つけ、彼らが支配するドナルド・トランプを助けることだった」としました。
01:38 Russia hacked the servers in order to hack the election. ロシアがサーバーをハッキングしたのは、選挙をハッキングするため。
01:41 That was their story. それが彼らのストーリーでした。
01:42 The Washington Post ran with it the first day as if it were true. ワシントン・ポスト紙は初日から、それが真実であるかのように報道しましたが、
01:46 But there was never any evidence that it was true. 真実であるという証拠は何もなかった。
01:48 Almost seven years later, there is still no evidence. 7年近く経った今でも、証拠はありません。
01:51 The DNC's story about its servers is a lie. DNCのサーバーに関する話は嘘なのです。
01:55 But as a political strategy, that lie worked flawlessly. しかし、政治戦略として、その嘘は完璧に機能しました。
01:58 Russia made the perfect villain. ロシアは完璧な悪役になった。
02:00 It was a white Christian country with a traditional social structure. ロシアは伝統的な社会構造を持つキリスト教の白人国家です。
02:03 It was everything the Democratic Party already opposed. どれも民主党がこれまで反対してきたことばかりです。
02:07 The foreign policy apparatus in Washington was happy to hate Russia again after 40 years of Cold War. 40年にわたる冷戦以来、ワシントンの外交当局は、再びロシアを憎悪できるようになって喜んでいます。
02:12 Hating Russia was muscle memory. ロシア憎悪は体が覚えていることなのです。
02:15 So soon, the leaders of both parties in Washington signed on to the Russia collusion hoax. だからすぐに、ワシントンの両党の指導者たちはロシアとの共謀のデマに署名しました。
02:20 It had the twin benefits of paralyzing the Trump administration, which it did, and justifying the expansion of the national security state. それには2つの利点がありました。一つは、トランプ政権を麻痺させること。それは実現しました。もう一つは国家安全保障政府の拡大を正当化するということでした。
02:28 As the years passed and the rhetoric intensified, hysteria set in. 年月が経ち、レトリックが激しくなると、ヒステリーが起こります。
02:32 After a while, anybody with a heterodox opinion, from right wingers to avowed socialists, could be accused of working secretly for Vladimir Putin. しばらくすると、右翼から自称社会主義者まで異端的な意見を持つ者は誰でも、ウラジミール・プーチンのために密かに働いていると非難されるようになったのです。
02:41 Many were accused, and some were destroyed by it. 多くの人が告発され、何人かはそれによって破滅しました。
02:43 It was a textbook witch hunt, far more effective than Mccarthyism. それは、マッカーシズムよりもはるかに効果的な、教科書通りの魔女狩りでした。
02:47 And unlike Mccarthyism, it never ended. そして、マッカーシズムとは異なり、それは決して終わらなかった。
02:50 Russia remained America's greatest enemy, even as China emerged as America's greatest threat. ロシアは依然としてアメリカの最大の敵であり、中国がアメリカの最大の脅威となったとしても、それは変わらなかったのです。
02:57 Over time, the lie that Democrats told to hide their crimes in the 2016 primaries came to dominate America's foreign policy and then to imperil America itself. 時が経つにつれ、2016年の予備選挙で民主党が自分たちの犯罪を隠すためについた嘘が、アメリカの外交政策を支配するようになり、そしてアメリカそのものを危険にさらすようになりました。
03:08 For generations, statesmen and diplomats worked to prevent other great powers from maligning as a block against the US. 何世代にもわたって、政治家や外交官は、他の大国がアメリカに対する障壁として悪目立ちするのを防ぐために働いてきました。
03:14 The idea was pretty straightforward. その考えは非常に単純でした。
03:16 You might be able to beat one strong country, but if a couple of strong countries ever got together, you would lose. 一つの強い国には勝てるかもしれないが、2、3の強い国が一緒になることがあれば、負けるだろう。
03:22 This is why Richard Nixon went to China, to make sure the Chinese government didn't align with Brezhnev with the Russians. リチャード・ニクソンが中国に行ったのは、中国政府がブレジネフのロシアと足並みを揃えないようにするためです。
03:29 Donald Trump understood this very clearly. ドナルド・トランプはこのことをはっきりと理解していました。
03:31 Russia will never be our closest ally, he said. 「ロシアは決して我々の最も近い同盟国にはならないだろう」
03:34 But if Russia ever becomes China's ally, we're in deep trouble. 「しかし、もしロシアが中国の同盟国になることがあれば、我々は深刻な問題を抱えることになる」
03:38 The combination of natural resources, military and economic power, and sheer population would make the Russian Chinese alliance the most powerful force in the world. 「天然資源、軍事力、経済力、そして膨大な人口の組み合わせにより、ロシアと中国の同盟は世界で最も強力な勢力となるだろう」
03:47 The United States would soon be dethroned. 「米国はすぐに退位させられる。
03:49 We'd be taking orders. 我々は命令を受けることになる」
03:51 As Trump put it, there is no reason to make Russia our enemy, and there are many reasons not to. トランプが言ったように、ロシアを敵に回す理由はないし、そうしない理由もたくさんあります。
03:57 It was a sound case, but official Washington ignored him. それは健全な事例でしたが、ワシントンの役人は彼を無視しました。
04:00 Their response shouted in unison, shut up, Putin stooge. 彼らは「黙れ、プーチンの手先が」と一斉に叫んで反応しました。
04:03 And then they set about trying to provoke a war with Russia. そして、ロシアとの戦争を誘発しようと動き出したのです。
04:06 Now they have succeeded. 今、彼らは成功した。
04:08 But the war we are fighting in Ukraine is not against Russia alone, but also against Russia's newest ally, the People's Republic of China. しかし、私たちがウクライナで戦っている戦争は、ロシアだけに対してではなく、ロシアの最新の同盟国である中華人民共和国に対してでもあるのです。
04:15 What Donald Trump predicted has happened and in the worst way. ドナルド・トランプが予測したことが、最悪の形で起こってしまったのです。
04:20 If the war in Ukraine continues, we will lose, no matter how it ends. ウクライナでの戦争が続けば、どのような結末になろうとも、私たちは負けるでしょう。
04:24 The world order is being reshuffled as we watch. 世界秩序は見ている間に再編されます。
04:27 And by the time it's over, the US will no longer be at the top of the deck. そして、それが終わる頃にはもう、アメリカは台座の頂点にはいないでしょう。
04:31 That is very obvious to the rest of the world. このことは世界の他の国々にとっては非常に明白です。
04:34 But what's fascinating is how few Americans seem to understand what's happening or its consequences. 無視できないのは、何が起きているのか、その結果どうなるのかを理解しているアメリカ人が殆どいないように見えることです。
04:38 But how would they know? でも、アメリカ人にとって知りようがあるのでしょうか?
04:40 No one in American politics or media will tell them the truth. アメリカの政治家もメディアも、誰も真実を語ろうとしません。
04:44 Since the first hours after the invasion, Americans have been fed a steady diet of increasingly absurd lies about Ukraine. 侵攻後の最初の数時間から、アメリカ人はウクライナについていっそう馬鹿げた嘘を聞かされ続けてきました。
04:51 Google and Facebook have joined with the Biden administration to censor any factual information that contradicts the official storyline. グーグルとフェイスブックはバイデン政権と一緒になり、公式のストーリーと矛盾するような事実情報を検閲しています。
04:58 It's dystopian. それはまことにもってディストピア的です。
05:00 Joe Biden's first remarks about the war gave no hint that we would be sending advanced weapons systems and American military advisors to Ukraine; 戦争に関するジョー・バイデンの最初の発言は、アメリカが先進的兵器システムと軍事顧問をウクライナに派遣することを示唆するものではありませんでした。
05:08 then supporting the entire Ukrainian government and its pension system with hundreds of billions of US Tax dollars. さらに、ウクライナ政府全体とその年金制度を、何千億ドルというアメリカの税金で支援することも言及していなかった。
05:14 No, Joe Biden mentioned only sanctions, which are free. ジョー・バイデンは、お金のかからない制裁措置についてだけ言っていました。
05:18 Sanctions, he suggested, would be enough. 制裁で十分だと。
05:20 Here is Joe Biden a year ago today. これが1年前の今日の、ジョー・バイデンです。
05:23 《Joe Biden》The Russian military has begun a brutal assault on the people of Ukraine; 《ジョー・バイデン》ロシア軍はウクライナの人々に対して残忍な攻撃を開始した。
05:27 without provocation, without justification, without necessity. 挑発も正当化も必要性もない。
05:31 This aggression cannot go unanswered. この侵略を放置することはできない。
05:35 If it did, the consequences for America would be much worse. 放置すれば、アメリカにとっての結果はもっと悪いものになるだろう。
05:40 America stands up to bullies. We stand up for freedom. 米国はいじめに立ち向かう。自由のために立ち上がる。
05:43 Putin is the aggressor. プーチンは侵略者だ。
05:46 Putin chose this war, and now he and his country will bear the consequences. プーチンはこの戦争を選んだ。そして今、彼と彼の国は結果を負うことになる。
05:52 Today, I'm authorizing additional strong sanctions. 本日、私はさらなる強力な制裁を承認する。
05:57 《Tucker》Strong sanctions. That'll do it. 《タッカー》強力な制裁か。それでいい。
05:59 Now, the goal at that point a year ago, today, you may remember, this, was to push Russian forces back into their own country to reverse the invasion. さて、1年前の今日、皆さんも覚えているかもしれませんが、この時点での目標は、ロシア軍を自国に押し戻し、侵攻を逆転させることでした。
06:07 And that seemed reasonable to most people. そしてそれは、殆どの人にとって合理的であるように思われました。
06:09 It did not seem like the beginning of a Third World War, but it was exactly that. 第三次世界大戦の始まりのようには見えませんでしたが、実際はそちらの方だったのです。
06:14 And by December, Lindsey Graham was confident enough to say so out loud. Here he is. 12月、リンジー・グラハムが自信たっぷりにそれを口にするようになりました。これが彼が言ったことです。
06:20 《Lindsey Graham》How did this war end? 《リンジー・グラハム》この戦争はどのように終わるのか?
06:21 When Russia breaks and they take Putin out, anything short of that, the war is going to continue. ロシアが折れてプーチンを除外する以外は、戦争が続くことになる。
06:26 To ask the Ukrainians to give Russia part of their country after all this death and destruction is not going to happen to signal a ceasefire. これだけの死と破壊を経験したウクライナ人に、ロシアに自国の一部を渡せというのは、停戦の合図にはならないだろう。
06:35 Russia will take the opportunity to rearm and come at them again. ロシアはこの機会に再武装して、再び攻めてくるだろう。
06:39 So we're in it to win it. だから、我々は勝つために参加しているのだ。
06:40 And the only way you're going to win it is to break the Russian military and have somebody in Russia take Putin out. そして、勝利の唯一の方法は、ロシア軍を崩壊させ、ロシアの誰かがプーチンを排除することである。
06:47 《Tucker》So we're going to, says Lindsey Graham, confidently continue pouring billions into Ukraine until they, "take Putin out". 《タッカー》というわけで、リンジー・グラハムは、彼らが「プーチンを排除する」まで、自信を持ってウクライナに何十億も注ぎ続けるつもりだ、と言っているのです。
06:56 Does Putin know this? プーチンはこのことを知っているんでしょうか?
06:58 Well, we have no idea. We're not allowed to see Russian media in this country. That's too much information for Americans to handle. まあ、私たちにはわからない。この国ではロシアのメディアを見ることは許されない。アメリカ人が扱うには情報量が多すぎる。
07:04 But if Putin does know that we plan to kill him, wouldn't he fight back with nuclear weapons? しかし、もしプーチンがこちら側の殺害計画を知っていたら、核兵器で反撃するのではないでしょうか?
07:10 Why wouldn't he fight back with nuclear weapons? なぜ核兵器で反撃しないのでしょう?
07:12 No one in the United States seems to be allowed to wonder that, much less have a conversation about it out loud. アメリカでは誰もそれを疑問に思うことは許されないし、ましてや声を大にして議論することもできないようなんです。
07:18 Instead, we're treated to more lectures about democracy. そのかわり、民主主義についての講義が多くなっています。
07:20 Ukraine is a democracy, we're told. That's why we're on the side of Ukraine. ウクライナは民主主義国家だと言われる。だから私たちはウクライナの味方をする。
07:24 The problem is that is a lie. Ukraine is not a democracy. 問題は、それが嘘であること。ウクライナは民主主義国家ではありません。
07:28 Ukraine is a corrupt, one party state. ウクライナは腐敗した一党独裁国家です。
07:30 Ukraine has none of the freedoms that define democratic governance, freedom of speech, freedom of the press, freedom of assembly, freedom of religion. ウクライナには、民主的な統治を定義する自由、言論の自由、報道の自由、集会の自由、宗教の自由が皆無なのです。
07:38 Ukraine is the least free place in all of Europe. ウクライナは全ヨーロッパの中で最も自由がない場所です。
07:41 And probably for that reason, it is Joe Biden's favorite place. そしておそらくそのために、ジョー・バイデンのお気に入りの場所なのでしょう。
07:45 So for those who understand what is actually happening and what Ukraine is actually like, it is very frustrating to watch Biden say this again and again. ですから、実際に何が起こっているのか、ウクライナの実態を理解している人にとっては、バイデンが何度もこのようなことを言うのを見るのは非常に苛立たしいことです。
07:53 It is galling to be lectured about democracy by a man who took power in an election so sketchy that many Americans don't believe it was even real. 多くのアメリカ人が不信を抱く怪しい選挙で政権を取った人物に、民主主義について説教されるのは心外です。
08:02 Joe Biden has never had the majority of American support for a single day of the Ukraine war. ジョー・バイデンは、ウクライナ戦争の一日たりとも、アメリカ人の大多数の支持を得たことはないのです。
08:09 In fact, Joe Biden is far less popular in the United States than Vladimir Putin is in Russia. 実際、アメリアにおけるジョー・バイデンの人気は、ロシアにおけるウラジーミル・プーチンのそれよりもずっと低い。
08:14 That is not an endorsement of Putin. It's just true. プーチンを支持しているわけではなく、単なる事実なのです。
08:17 And it says everything about Joe Biden's tenuous, legitimacy. そしてそのことは、ジョー・バイデンの微妙な正当性の全てを物語っています。
08:21 Democracy? Please, we're adults. Stop lying to us. 民主主義? 私たちは大人なんです。頼むから嘘をつくのはやめてほしい。
08:27 So what happens next in this war? この戦争で次に何が起こるか?
08:29 Well, according to our elderly Treasury Secretary, Janet Yellen, the war in Ukraine will go on forever, and so will our support for Zelensky. 古参の財務長官、ジャネット・イエレンによれば、ウクライナの戦争は永遠に続き、ゼレンスキーに対する支援も続くだろう、とのこと。
08:38 《Janet Yellen》Let me make clear the United States and the allies, our support for Ukraine will be lasting and is unconditional. 《ジャネット・イエレン》米国と同盟国の、ウクライナに対する私たちの支援は永遠に続き、無条件であることをはっきりさせておきましょう。
08:50 《Tucker》"Unconditional support for Ukraine" 《タッカー》「ウクライナに対する無条件の支援」
08:53 Unconditional support for a nation most Americans know nothing about and couldn't find on a map. 殆どのアメリカ人がその国について何も知らず、地図のどこに載っているかも知らないような国を無条件に支援する。
09:00 "Unconditional support" 「無条件の支援」
09:02 That's a profound statement. それは深い発言ですね。
09:04 Outside of your immediate family, how many people would you pledge unconditional support to? 肉親以外に、あなたは何人の人に無条件で支援を表明しますか?
09:09 How many countries would you pledge unconditional support to? 無条件で支援を約束する国はいくつありますか?
09:14 This is insane when you think about it. 考えてみれば、これは非常識なことです。
09:16 But the people in charge of this disaster aren't thinking the way that most Americans do. しかし、この災いの担当者は、殆どのアメリカ人と同じようには考えていない。
09:21 The Atlantic magazine commemorated the anniversary of the war by commissioning a peace today by Tom Nichols. アトランチック誌は戦争記念日を記念して、トム・ニコルズに今日の平和について記事を依頼しました。
09:26 Nichols is a thoroughly silly, foreign policy establishment parasite who apparently is taken seriously by other near dewells, and dumb people in Washington. ニコルズは徹底的に愚かな、外交政策の確立に寄生する人物で、どうやらワシントンの他の住人に近い、間抜けな人たちから真剣に受け止められているようです。
09:34 But the piece is fascinating. しかし、この記事は興味を掻き立てます。
09:36 In it, he inadvertently reveals the point of this war in the clearest possible terms. その中で彼はうっかり、この戦争の要点を可能な限り明確な言葉で明らかにしてしまいました。
09:42 "Now we are faced with the long grind of defeating Moscow's armies and eventually rebuilding a better world" 「今、我々はモスクワの軍隊を打ち負かすという長い苦行に直面しており、最終的にはより良い世界を再構築することになる」
09:50 Oh, "defeating Moscow's armies and building a better world", Perfect. Thank you, Tom Nichols. おやおや。「モスクワの軍隊を打ち負かし、より良い世界を築く」完璧だ。ありがとう、トム・ニコルズ。
09:56 Adding those items to this week's to do list. 今週のやることリストに追加しておこう。
09:59 Unspecified in the piece is exactly how we plan to do this, how we plan to defeat Russia and its ally China, and then build utopia. この記事には、ロシアとその同盟国である中国を打ち負かし、ユートピアを建設するという計画をどのように行うのか、具体的な方法は書かれていません。
10:06 The piece is notably light on details. 詳細としては、見事なくらい軽いのです。
10:08 Now, you'd feel a little better hearing all this; さて、次のことを聞けば少しは気が晴れるでしょう。
10:10 if Tom Nichols and others like him in Washington had a track record that suggested they could do any of this; もし、トム・ニコルズや彼のようなワシントンの人々が有能で成功した実績があれば、
10:16 a track record of competence and success, they don't. そのようなことができるでしょうが、成功した実績はありません。
10:19 Nichols himself seems to spend most of his life arguing with other people on twitter. ニコルズ自身は、人生の大半をツイッターで他人と議論することに費やしているようです。
10:23 He's never achieved anything at all that we're aware of; 彼は、私たちの知る限り、何も成し遂げていない。
10:26 but then, virtually none of them have achieved anything. 事実上、彼らは何も成し遂げていないのです。
10:30 Biden's chief Ukraine strategist Victoria Nuland; バイデンのウクライナ首席戦略官 ビクトリア・ヌーランド。
10:32 you would not hire her to plan spring break. 春の停戦計画を立てるために彼女を雇うことはないでしょう。
10:35 She couldn't do it. She doesn't have the skills. 彼女には無理。スキルがない。
10:37 Now, these very same people, these demonstrably incompetent people, say they plan to rebuild a better world. その同じ無能な人々が、より良い世界を再構築するつもりだと言っています。
10:46 All right, that seems ambitious. なるほど、それは意欲的ですね。
10:48 How about starting with Baltimore? だったらボルチモアから始めたらどうでしょう?
10:50 Before moving on to total global transformation, shouldn't we fix the biggest city in Maryland first? 世界全体の変革に着手する前に、まずメリーランド州最大の都市を治すべきではないでしょうか?
10:56 Under the leadership of people like Tom Nichols and Victoria Nuland, neoliberal geniuses with grand plans, Baltimore has devolved into third world chaos. トム・ニコルズやビクトリア・ヌーランドのような新自由主義の天才的な指導者のもとで、ボルチモアは第三世界のカオスに堕ちてしまった。
11:05 But then, so has Iraq. And so has Libya. And so has every other place. でも、イラクもそうだし、リビアもそう。他の全ての場所もそのようになっています。
11:09 These people have decided to "rebuild". この人たちは「再建」を決意したのです。
11:12 It should spur a moment of silence and self reflection in the US State department; 米国国務省には黙祷と自省を促すべきでしょう。
11:16 that the moment western diplomats and NGOs left the country Afghanistan got safer. 西側の外交官やNGOが国外に出た途端に、アフガニスタンはより安全になったのです。
11:23 There are far fewer killings in Kabul now than there were 18 months ago. カブールでは18ヶ月前よりはるかに殺人が少なくなっています。
11:27 Pedestrians at Kabul can walk to dinner at night without being murdered. 人々は、夜、殺されずに歩いて夕食に行けるようになりました。
11:30 Now, that fact doesn't tell the whole story of Afghanistan, of course; もちろん、この事実がアフガニスタンの全てを物語っているわけではありません。
11:35 but we shouldn't ignore that fact. しかし、この事実を無視してはいけない。
11:36 It means something if you spend billions trying to make a place better and it gets worse, you have an obligation to think about why. もし、ある場所を良くしようと何十億ドルも費やしたのにさらに悪くなってしまったら、その理由を考える義務があるんです。
11:45 Maybe you're doing it wrong. もしかしたら、やり方が間違っているのかもしれません。
11:47 Maybe you're not as powerful and clever as you thought you were. もしかしたら、自分が思っているほどパワフルでも賢くもないのかもしれません。
11:50 Maybe there's a problem with your formula. やり方に問題があるのかもしれません。
11:53 But none of this ever occurs to people like Tom Nichols and Victoria Nuland and for that matter, Joe Biden. しかし、トム・ニコルズやビクトリア・ヌーランド、さらにはジョー・バイデンのような人々には、このようなことは思いもよらないのです。
11:58 The more discredited they are, the more self confident they become. 信用を失えば失うほど、彼らはより自信を持つようになる。
12:03 They see every failure as evidence of their talents are more desperately needed than ever. 失敗はすべて、自分たちの才能がこれまで以上に切実に必要とされている証拠だと考えているのです。
12:09 What is this? これは何なのでしょう?
12:11 Well, it's called hubris. それは「思い上がり」と呼ばれるものです。
12:13 Hubris is the delusion that causes people to mistake themselves for God. 傲慢とは、人々が自分自身を神のように勘違いしてしまう妄想のことです。
12:17 They imagine they have power and wisdom and foresight. They don't actually possess that no human does. 権力や知恵や先見の明があると思い込んでいる。実際には人間が持ち得ないものは持っていない。
12:24 Hubris is a species of mental illness. 傲慢は精神疾患の一種です。
12:26 These people are unwell. They're crazy. この人たちは病気で、狂っている。
12:29 And there's no nothing more dangerous than that. そして、これほど危険なことはありません。
12:31 Hubris has caused more suffering than polio. 傲慢はポリオよりも多くの苦しみを引き起こしました。
12:34 It's caused more death than smallpox. 天然痘よりも多くの死を引き起こしているのです。
12:36 And apparently we're in the middle of another epidemic of it. そして、どうやら私たちは、その別の流行の真っ只中にいるようです。
12:40 Subscribe to the Fox News YouTube channel to catch our nightly opens stories that are changing the world and changing your life. YouTubeチャンネルに登録して 世界を変え、あなたの人生を変えるストーリーをご覧ください。
12:48 From Tucker Carlson tonight. タッカー・カールソン・トゥナイトより。

和訳全文

こんばんは、タッカー・カールソン・トゥナイトへようこそ。

ウクライナでの戦争は1年前の今日2022年2月24日に、ロシア軍が賽を投げ同国の東の国境を越えたことから始まりました。

しかし、多くの点で、ロシアのウクライナ侵攻は、もっと長い物語の終着点だったのです。

アメリカ人に味方をするよう仕向けられたプロパガンダ・キャンペーン。無関係の紛争、厳密に言えばアメリカ人とアメリカには何の関係もない紛争なのです。

その努力は何年も前、2016年7月22日に始まりました。

ウィキ・リークスがワシントンの民主党全国委員会のサーバーから数千の電子メールを公開した日のことです。

これらの電子メールは、党の幹部が民主党のプロセス、つまり予備選のプロセスを不正に操作していたことを証明するもので、その年ヒラリー・クリントンを支持し、バーモント州のポピュリスト候補、バーニー・サンダースに対抗したことを証明しています。

数日のうちに、DNCの議長であるデビー・ワサマン・シュルツが不名誉なことに辞任しました。

ウィキ・リークスのスキャンダルは、ヒラリー・クリントンがティム・ケイン上院議員を候補者に選んだその日に発覚し、その後の指名大会に大きな影を落としました。

しかし、より重大なのは、ウィキ・リークスのスキャンダルが民主党をバラバラにする恐れがあったことです。

1300万人以上のバーニー・サンダース有権者のうち、多くの若者は、自分たちがずっと信じてきたプロセスが実は偽物だったことを知りました。彼らは騙されていたのです。

民主党の指導者たちはこの事態に直面し、自分らから他の誰かに責任を転嫁するために、迅速に行動しなければなりませんでした。そして、DNCのサーバーは、ロシア軍にハッキングされたと主張しました。

「目的は、ロシアが強さと知恵で恐れるヒラリー・クリントンを傷つけ、彼らが支配するドナルド・トランプを助けることだった」としました。

ロシアがサーバーをハッキングしたのは、選挙をハッキングするため。それが彼らのストーリーでした。

ワシントン・ポスト紙は初日から、それが真実であるかのように報道しましたが、真実であるという証拠は何もなかった。7年近く経った今でも、証拠はありません。DNCのサーバーに関する話は嘘なのです。

しかし、政治戦略として、その嘘は完璧に機能しました。ロシアは完璧な悪役になった。

ロシアは伝統的な社会構造を持つキリスト教の白人国家です。どれも民主党がこれまで反対してきたことばかりです。

40年にわたる冷戦以来、ワシントンの外交当局は、再びロシアを憎悪できるようになって喜んでいます。ロシア憎悪は体が覚えていることなのです。

だからすぐに、ワシントンの両党の指導者たちはロシアとの共謀のデマに署名しました。

それには2つの利点がありました。一つは、トランプ政権を麻痺させること。それは実現しました。もう一つは国家安全保障政府の拡大を正当化するということでした。

年月が経ち、レトリックが激しくなると、ヒステリーが起こります。しばらくすると、右翼から自称社会主義者まで異端的な意見を持つ者は誰でも、ウラジミール・プーチンのために密かに働いていると非難されるようになったのです。多くの人が告発され、何人かはそれによって破滅しました。

それは、マッカーシズムよりもはるかに効果的な、教科書通りの魔女狩りでした。そして、マッカーシズムとは異なり、それは決して終わらなかった。ロシアは依然としてアメリカの最大の敵であり、中国がアメリカの最大の脅威となったとしても、それは変わらなかったのです。

時が経つにつれ、2016年の予備選挙で民主党が自分たちの犯罪を隠すためについた嘘が、アメリカの外交政策を支配するようになり、そしてアメリカそのものを危険にさらすようになりました。

何世代にもわたって、政治家や外交官は、他の大国がアメリカに対する障壁として悪目立ちするのを防ぐために働いてきました。

その考えは非常に単純でした。一つの強い国には勝てるかもしれないが、2、3の強い国が一緒になることがあれば、負けるだろう。

リチャード・ニクソンが中国に行ったのは、中国政府がブレジネフのロシアと足並みを揃えないようにするためです。

ドナルド・トランプはこのことをはっきりと理解していました。

「ロシアは決して我々の最も近い同盟国にはならないだろう。しかし、もしロシアが中国の同盟国になることがあれば、我々は深刻な問題を抱えることになる。天然資源、軍事力、経済力、そして膨大な人口の組み合わせにより、ロシアと中国の同盟は世界で最も強力な勢力となるだろう。米国はすぐに退位させられる。我々は命令を受けることになる。」

トランプが言ったように、ロシアを敵に回す理由はないし、そうしない理由もたくさんあります。それは健全な事例でしたが、ワシントンの役人は彼を無視しました。彼らは「黙れ、プーチンの手先が」と一斉に叫んで反応しました。

そして、ロシアとの戦争を誘発しようと動き出したのです。今、彼らは成功した。

しかし、私たちがウクライナで戦っている戦争は、ロシアだけに対してではなく、ロシアの最新の同盟国である中華人民共和国に対してでもあるのです。ドナルド・トランプが予測したことが、最悪の形で起こってしまったのです。

ウクライナでの戦争が続けば、どのような結末になろうとも、私たちは負けるでしょう。世界秩序は見ている間に再編されます。そして、それが終わる頃にはもう、アメリカは台座の頂点にはいないでしょう。

このことは世界の他の国々にとっては非常に明白です。無視できないのは、何が起きているのか、その結果どうなるのかを理解しているアメリカ人が殆どいないように見えることです。

でも、アメリカ人にとって知りようがあるのでしょうか? アメリカの政治家もメディアも、誰も真実を語ろうとしません。侵攻後の最初の数時間から、アメリカ人はウクライナについていっそう馬鹿げた嘘を聞かされ続けてきました。

グーグルとフェイスブックはバイデン政権と一緒になり、公式のストーリーと矛盾するような事実情報を検閲しています。それはまことにもってディストピア的です。

戦争に関するジョー・バイデンの最初の発言は、アメリカが先進的兵器システムと軍事顧問をウクライナに派遣することを示唆するものではありませんでした。さらに、ウクライナ政府全体とその年金制度を、何千億ドルというアメリカの税金で支援することも言及していなかった。

ジョー・バイデンは、お金のかからない制裁措置についてだけ言っていました。制裁で十分だと。これが1年前の今日の、ジョー・バイデンです。

《ジョー・バイデン》ロシア軍はウクライナの人々に対して残忍な攻撃を開始した。挑発も正当化も必要性もない。この侵略を放置することはできない。

放置すれば、アメリカにとっての結果はもっと悪いものになるだろう。米国はいじめに立ち向かう。自由のために立ち上がる。プーチンは侵略者だ。プーチンはこの戦争を選んだ。そして今、彼と彼の国は結果を負うことになる。

本日、私はさらなる強力な制裁を承認する。

《タッカー》強力な制裁か。それでいい。

さて、1年前の今日、皆さんも覚えているかもしれませんが、この時点での目標は、ロシア軍を自国に押し戻し、侵攻を逆転させることでした。そしてそれは、殆どの人にとって合理的であるように思われました。

第三次世界大戦の始まりのようには見えませんでしたが、実際はそちらの方だったのです。12月、リンジー・グラハムが自信たっぷりにそれを口にするようになりました。これが彼が言ったことです。

《リンジー・グラハム》この戦争はどのように終わるのか? ロシアが折れてプーチンを排除する以外は、戦争が続くことになる。

これだけの死と破壊を経験したウクライナ人に、ロシアに自国の一部を渡せというのは、停戦の合図にはならないだろう。ロシアはこの機会に再武装して、再び攻めてくるだろう。

だから、我々は勝つために参加している。そして、勝利の唯一の方法は、ロシア軍を崩壊させ、ロシアの誰かがプーチンを排除することである。

《タッカー》というわけで、リンジー・グラハムは、彼らが「プーチンを排除する」まで、自信を持ってウクライナに何十億も注ぎ続けるつもりだ、と言っているのです。

プーチンはこのことを知っているんでしょうか?

まあ、私たちにはわからない。この国ではロシアのメディアを見ることは許されない。アメリカ人が扱うには情報量が多すぎる。

しかし、もしプーチンがこちら側の殺害計画を知っていたら、核兵器で反撃するのではないでしょうか? なぜ核兵器で反撃しないのでしょう?

アメリカでは誰もそれを疑問に思うことは許されないし、ましてや声を大にして議論することもできないようなんです。

そのかわり、民主主義についての講義が多くなっています。ウクライナは民主主義国家だと言われる。だから私たちはウクライナの味方をする。

問題は、それが嘘であること。ウクライナは民主主義国家ではありません。ウクライナは腐敗した一党独裁国家です。

ウクライナには、民主的な統治を定義する自由、言論の自由、報道の自由、集会の自由、宗教の自由が皆無なのです。ウクライナは全ヨーロッパの中で最も自由がない場所です。そしておそらくそのために、ジョー・バイデンのお気に入りの場所なのでしょう。

ですから、実際に何が起こっているのか、ウクライナの実態を理解している人にとっては、バイデンが何度もこのようなことを言うのを見るのは非常に苛立たしいことです。

多くのアメリカ人が不信を抱く怪しい選挙で政権を取った人物に、民主主義について説教されるのは心外です。

ジョー・バイデンは、ウクライナ戦争の一日たりとも、アメリカ人の大多数の支持を得たことはないのです。実際、アメリアにおけるジョー・バイデンの人気は、ロシアにおけるウラジーミル・プーチンのそれよりもずっと低い。プーチンを支持しているわけではなく、単なる事実なのです。そしてそのことは、ジョー・バイデンの微妙な正当性の全てを物語っています。

民主主義? 私たちは大人なんです。頼むから嘘をつくのはやめてほしい。

この戦争で次に何が起こるか?

古参の財務長官、ジャネット・イエレンによれば、ウクライナの戦争は永遠に続き、ゼレンスキーに対する支援も続くだろう、とのこと。

《ジャネット・イエレン》米国と同盟国の、ウクライナに対する私たちの支援は永遠に続き、無条件であることをはっきりさせておきましょう。

《タッカー》「ウクライナに対する無条件の支援」

殆どのアメリカ人がその国について何も知らず、地図のどこに載っているかも知らないような国を無条件に支援する。

「無条件の支援」それは深い発言ですね。肉親以外に、あなたは何人の人に無条件で支援を表明しますか? 無条件で支援を約束する国はいくつありますか?

考えてみれば、これは非常識なことです。しかし、この災いの担当者は、殆どのアメリカ人と同じようには考えていない。

アトランチック誌は戦争記念日を記念して、トム・ニコルズに今日の平和について記事を依頼しました。ニコルズは徹底的に愚かな、外交政策の確立に寄生する人物で、どうやらワシントンの他の住人に近い、間抜けな人たちから真剣に受け止められているようです。

しかし、この記事は興味を掻き立てます。その中で彼はうっかり、この戦争の要点を可能な限り明確な言葉で明らかにしてしまいました。

「今、我々はモスクワの軍隊を打ち負かすという長い苦行に直面しており、最終的にはより良い世界を再構築することになる」

おやおや。「モスクワの軍隊を打ち負かし、より良い世界を築く」完璧だ。ありがとう、トム・ニコルズ。今週のやることリストに追加しておこう。

この記事には、ロシアとその同盟国である中国を打ち負かし、ユートピアを建設するという計画をどのように行うのか、具体的な方法は書かれていません。詳細としては、見事なくらい軽いのです。

さて、次のことを聞けば少しは気が晴れるでしょう。もし、トム・ニコルズや彼のようなワシントンの人々が有能で成功した実績があれば、そのようなことができるでしょうが、成功した実績はありません。

ニコルズ自身は、人生の大半をツイッターで他人と議論することに費やしているようです。彼は、私たちの知る限り、何も成し遂げていない。事実上、彼らは何も成し遂げていないのです。

バイデンのウクライナ首席戦略官 ビクトリア・ヌーランド。春の停戦計画を立てるために彼女を雇うことはないでしょう。彼女には無理。スキルがない。

その同じ無能な人々が、より良い世界を再構築するつもりだと言っています。なるほど、それは意欲的ですね。

だったらボルチモアから始めたらどうでしょう? 世界全体の変革に着手する前に、まずメリーランド州最大の都市を治すべきではないでしょうか?

トム・ニコルズやビクトリア・ヌーランドのような新自由主義の天才的な指導者のもとで、ボルチモアは第三世界のカオスに堕ちてしまった。

でも、イラクもそうだし、リビアもそう。他の全ての場所もそのようになっています。

この人たちは「再建」を決意したのです。米国国務省には黙祷と自省を促すべきでしょう。西側の外交官やNGOが国外に出た途端に、アフガニスタンはより安全になったのです。カブールでは18ヶ月前よりはるかに殺人が少なくなっています。人々は、夜、殺されずに歩いて夕食に行けるようになりました。もちろん、この事実がアフガニスタンの全てを物語っているわけではありません。しかし、この事実を無視してはいけない。

もし、ある場所を良くしようと何十億ドルも費やしたのにさらに悪くなってしまったら、その理由を考える義務があるんです。もしかしたら、やり方が間違っているのかもしれません。もしかしたら、自分が思っているほどパワフルでも賢くもないのかもしれません。やり方に問題があるのかもしれません。

しかし、トム・ニコルズやビクトリア・ヌーランド、さらにはジョー・バイデンのような人々には、このようなことは思いもよらないのです。信用を失えば失うほど、彼らはより自信を持つようになる。失敗はすべて、自分たちの才能がこれまで以上に切実に必要とされている証拠だと考えているのです。

これは何なのでしょう? 「思い上がり」と呼ばれるものです。傲慢とは、人々が自分自身を神のように勘違いしてしまう妄想のことです。権力や知恵や先見の明があると思い込んでいる。実際には人間が持ち得ないものは持っていない。

傲慢は精神疾患の一種です。この人たちは病気で、狂っている。そして、これほど危険なことはありません。

傲慢はポリオよりも多くの苦しみを引き起こしました。天然痘よりも多くの死を引き起こしているのです。そして、どうやら私たちは、その別の流行の真っ只中にいるようです。

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