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パソコンクラブの説明資料

地元のコミセンで「パソコンクラブ」を主催しています。まだ3〜4人の小さな集まりですが、和気あいあい、おしゃべりをしながら情報に強くなることをモットーにしています。


パソコン(あるいはスマホ)の土台の話

① 「ソフトウェア」「ハードウェア」という言葉

パソコンの世界には「ハードウェア」と「ソフトウェア」というカタカナ言葉があります。「なんだか難しそう…」と感じてしまうかもしれませんが、これはとてもシンプルなことを言っているだけです。

ハードウェア(ハード)というのは、パソコンの「体(からだ)」にあたる部分です。画面(モニター)、キーボード、マウス、本体(箱の中には頭脳の役割をする部品が入っている)など、手で触れることができるもの全部が「ハード」です。例えば、電気ポットなら「ポット本体」がハードにあたります。

一方、ソフトウェア(ソフト)は、パソコンの「心(こころ)」「性格」みたいなもの。体に命を吹き込んで、「どう動くか」「何をするか」を決めてくれるのがソフトです。例えば、文字を書くためのソフト、絵を描くためのソフト、音楽を再生するソフトなど。電気ポットでは、「お湯が沸いたら止める」といったルールや動作の仕組みがソフトです。

 

② 「ビット」「バイト」...情報をデジタルで表す時の単位

デジタル情報を扱う現代のコンピュータでは、情報の最小単位を【ビット(bit)】と呼んでいます。これは「豆電球がついているか消えているか」のように、0か1の二つの状態で情報を表現します。

    1ビット = 2つの状態:
        「ついている」状態が 1
        「消えている」状態が 0

このように、シンプルな二つの状態を組み合わせることで、文字、数字、画像、音声など、あらゆる情報をコンピュータは処理しています。

1ビットが8つ集まったものを1バイトと呼びます。1バイトで2の8乗(256通り)の状態が表せます。「鉛筆1本、12本で1ダース」と呼ぶようなものです。

 

③ アプセトネデフィ...パソコンもスマホも今はネットワーク

OSI7階層モデルという、コンピュータ通信の専門概念を丸暗記するときの言葉です。ふつうの人は全然気にしなくていいです。ただ、パソコンやスマホの通信が成り立つ土台には、こういう仕組みがあるということを雑学として知っておいてもいいかなと。



  • アプリケーション層
  • プレゼンテーション層
  • セッション層
  • トランスポート層
  • ネットワーク層
  • データリンク層
  • 物理(フィジカル)層
 

④ OS(オペレーティング・システム)はいろいろある

OSは「コンピュータの管理者」のような存在です。主な役割は:

  1. ハードウェアの管理。コンピュータの部品を管理し、うまく動くように調整します。
  2. アプリケーションの実行。様々なアプリを動かすための土台となります。
  3. ファイルの管理。文書、写真、動画などのファイルを整理して、保存したり読み出したりできるようにします。
  4. ユーザーとの橋渡し。人間がコンピュータを使いやすくするためのインターフェースを提供します。

例えるならOSはオーケストラの指揮者のようなもの。各楽器(ハードウェア)がバラバラに演奏しないよう、全体をまとめて調和のとれた音楽(作業)を奏でられるようにしているのです。OSがないと、コンピュータは動きません。すべての基盤となる重要なソフトウェアです。

 

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